機械器具設置工事ととび工事の関係
建設業界の中には、じつにさまざまな工事があります。
建築物、建設物を作るときには、幅広い技術が必要となりますので
必然のこととは言えますが、本当にさまざまにあります。
そのなかでとび・土木・コンクリート工事とは、どのような工事かご存知ですか?
次のような工事を扱うのが「とび・土木・コンクリート工事」です。
①足場の組立て、機械器具、建設資材などの重量物の運搬配置、鉄骨などの組立てる工事
②くい打ち、くい抜きおよび場所打ち杭をおこなう工事
③土砂などの掘削、盛り上げ、締め固めなどをする工事
④コンクリートにより工作物を築造する工事
⑤その他基礎的ないしは標準的工事
①の機械機器設置工事は、機械器具を組み立てて工作物を建設することや
工作物に機械器具を取り付ける工事のことをいいます。
具体的には、「プラント設備」「舞台設備」「立体駐車場」「遊戯施設」などを設置します。
これらの設備を設置するときに共通していることがあるのですが
・現地で組み立てが必要なこと
・工作物と一体となって機能を発揮するもの
という条件があります。
すると、すでに組み立てされている機械を設置するときは?
という疑問に当たりますが、この場合でしたら、機械が単独でパフォーマンスを発揮し
現地での組立てを必要としませんので、「機械器具設置工事」には該当せず
必ずしも「とび・土木・コンクリート工事業」の許可を持っていなくても
施工は可能ということが言えます。
このように、建設業の工事の管轄は、こまかく分かれています。
機械機器設置工事に関するお問い合わせは
こちらよりお気軽にどうぞ
2020.03.20